ロックバンド「桃πBOYず(ピーチパイボーイズ)」のリーダーを務める 須山 晋(しん)さん 名古木在住 39歳
青春続くバンドマン先生
○…曲作りを始めた中学生の頃から音楽と共に歩んでいる日々。小学校教諭として働きながら仲間とバンド活動していることが「楽しい」と素直に笑みを浮かべる。『桃πBOYず』のリーダーを務めると共に、作曲も担当。「いい曲が出来たときは、嬉しさが爆発しますね」と笑う。
○…東小・東中出身の秦野っ子。秦野高校時代にギターを始め、明治学院大学に進学後は音楽サークルに所属。初めてバンドを結成し、音楽活動にのめり込んでいった。大学卒業後はプロをめざして活動もしていたという。転機は30歳を過ぎてから。今までの人生をふと振り返り、自身のバンドの人気が下火になっても「応援してくれる人がたくさんいたんです」と話す。教員一家に育ち、自身も教員免許を取得していたことから「支えてくれていた人たちに恩返しをしたい」と教師の道へ。2011年に臨任として西小に赴任し、2013年に正式採用。教壇に立って5年目になる。
○…「西小の子どもたちは素直な子が多い」と話す。毎年担任になったクラスで1曲作り、録音してCDを配布している。今年は6年生を担当。いくつか作ったデモテープの中から「今年は2曲気に入ったと子どもたちから言われて、初めてCDだけでなく映像も撮りました。大変でしたけど、子どもたちは生き生きとしていましたね」と話す。児童にとっても思い出深い経験となっているようだ。
○…3年前に結婚し、一児の父でもある。休みの日は家族一緒に公園めぐりをしている。はまったら追求するタイプで、少し前にはロシア料理のボルシチを気に入り「研究がてらずっと作っていました」と話す。今はバンドで主催する3月の「桃フェス」を企画中。卒業式もあり忙しい時期だが「自分たちで企画したことが形になることを、子どもたちに見てもらいたい」。自身も活動を楽しみつつ、子どもたちに示すのは教育者としての背中だ。
|
<PR>