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秦野版 公開:2017年3月4日 エリアトップへ

歴史作家で観光コンサルタントとして多数の著書を出版している 松邨(まつむら) 賀太(よしもと)さん 本町在住 75歳

公開:2017年3月4日

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興味を持ったらとことん

 ○…「明治時代に活躍した女性がいることを知ってもらいたい」。2月26日に国際ソロプチミスト秦野が主催したソロプチミスト・キャンペーンで「明治文明開化の近代女性達」をテーマに講演を行った。「女性をテーマにした講演は初めてだったが、来ていただいた方の熱い眼差しと意識の高さに驚いた。講演してよかった」と振り返る。

 ○…1941年6月、愛知県名古屋市に生まれる。太平洋戦争が始まり、同県の長久手市へ疎開。高校卒業まで過ごす。小学生のとき、歴史に興味を持った。「小牧・長久手の戦いの場になったところで、先生がいろいろ教えてくれた。これで関心を持つようになったんです」と振り返る。「興味を持ったらとことん調べる」。近代女性達の活躍や、海外へ留学した日本人などを題材にした著書は多岐に渡る。中・高は卓球部に所属。「入学した中学校が強豪校だった。勝負の楽しさやおもしろさを感じました」と懐かしげ。高校は名古屋市内にある学校に自転車で1時間かけて通学。「夏も冬も毎日通った。おかげで体が鍛えられましたよ」と笑顔を浮かべる。高校卒業後は東京都内の大学に進学。卒業後、日本交通公社(現JTB)へ入社した。

 ○…35歳のとき、仕事でヨーロッパを訪れた際に各国を歩き、骨董街を巡った。「日本にいるだけではわからない海外からの日本文化に対する評価の高さを感じることができた」と語る。「旅をすることは、未知との遭遇。わからないからこそのドキドキ感があるから楽しいんだよ」とほほ笑む。 ○…今後の夢は、終戦直前に秦野市内でエンジンが作られ、世界で3番目に飛行実験が成功したというジェット戦闘機を多くの人に知ってもらうこと。「終戦後、機体は処分されてしまったが、当時を知る人に話を聞いて、原稿を書いた。著書にして秦野の人たちに見てもらい、事実を知ってほしいんだよ」。挑戦はまだまだ続く。

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