3月17日(日)の第31回丹沢音楽祭「メサイア」でピアノを務める 渡邊 純子さん 萩が丘在住 37歳
人生はピアノと共に
○…「メサイアは、作曲家ヘンデルがわずか3週間程で書き上げた曲。感情をリズムに乗せて表現しているところなど聴きどころ満載です」。この練習期間中に第二子を出産。しかし、すぐに復帰し、総勢180人の市民合唱団らとともに作り上げてきたステージに自信を見せる。「指揮者の小泉先生が高いレベルを求めて指導してくださり、練習の成果が表れた良い音楽祭になると思います。ぜひ多くの方に聞いていただきたいです」と思いを込める。
○…生まれた瞬間からピアノが身近にあった。「母が声楽やピアノを教えていて、自然にピアノを始めました」と話す。4歳から習い始め、幼稚園では伴奏を頼まれることもあったとか。ずっとピアノに向き合いながらも、他のことにも取り組んできた。「小学校の時は水泳や習字、中学校では吹奏楽部に。ピアノとは違うコミュニティで他愛もない話をすることも大切にしてきました」。
○…高校生の時に家族で行ったスペイン旅行で、外国への興味が湧いてきた。「カルチャーショックでした。もっと知りたいと思って」。大学の時には一人でヨーロッパへバックパッカーの旅へ。「ホテルで『バス停どこ?』って聞いたら、バスタオルを持ってこられました」と珍エピソードもあったという。「ハワイが好きなので、宝くじが当たったら移住したいですね」とにこりと笑った。
○…息抜きは、洗濯。雨さえ降らなければ薄曇りの日でも洗濯をする。「シーツや掛布団もできれば毎日洗いたい。晴れた日は3歳の息子が『晴れてるよ!シーツ干せるね』って言ってくるんです」と息子も公認の洗濯好きだ。目標は、母。「ずっと音楽とともに生きている母のようになりたい」、これからもピアノと共に生きていく。
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