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秦野版 公開:2019年9月27日 エリアトップへ

秦野たばこ販売促進協議会会長に就任した 秋山 健夫さん 秦野市菖蒲在住 76歳

公開:2019年9月27日

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ただ黙々と背中で語る

 ○…「秦野は落花生と葉たばこの生産とともに生きてきた」と、歴史を大切に捉える。さらに「たばこ祭には歴史を重ねてきた先人たちの想いが込められている。これからも大切にしていかなければならない」と続ける。

 ○…組合として毎月渋沢駅などの周辺の清掃活動を続けている。また今年もたばこ祭の当日は、揃いの緑色のエプロンを纏い、会員皆でトング片手にゴミを拾うなど、社会貢貢献活動を行う。

 ○…大学を卒業後、自動車関連の外資系企業に就職。JICAから依頼され、1年間に渡りフィリピンの国立研究所の立ち上げを支援した。帰国後、今度は勤めていた企業のマレーシア現地法人の社長に就任し、8年間を過ごした。海外暮らしは続き、次は経産省の要請でタイの民間業の技術支援を1年間勤めた。マレーシアとタイでの滞在時、周囲に日本人は誰もいなかった。「現地に溶け込むには、現地の食事を食べること。そして自分は孤独だと考えないようにすること」と、秘訣を打ち明ける。

 ○…帰国後、2年間準備を重ね、一念発起し早稲田大学大学院を受験。大学を卒業した若者に混ざって一般受験。「面接で落ちたと思って合格発表を見に行かなかったら、受かっていた」と本人もびっくり。58歳の頃だった。入学を機に勤めていた企業も退職。卒業後は、師事した教授の勧めで同大学中国調査隊に加わった。その後東海大学で地域環境論を担当する非常勤講師となり、70歳まで教壇に立った。

 ○…20年に渡り環境問題に取り組み続けてふと気づいたこと。「必死に訴えるより、黙々とゴミを拾う姿を見せること。それが人間の心を動かす本質ではないか。地道な活動がゴミ問題の解決につながると考える」と、今後も活動を続ける。

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