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秦野版 公開:2019年10月4日 エリアトップへ

今月神奈川県民ホールで開催されるオペラ「カルメン」で主役を演じる 加藤 のぞみさん 秦野市出身 32歳

公開:2019年10月4日

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世界中に届け メゾソプラノの歌声

 ○…神奈川県民ホールで10月19日に行われるオペラ「カルメン」でカルメン役を演じる。カルメンを演じるのは初めてのこと。それを知ったときは、信じられないほどうれしかったという。「自由奔放でありながら芯の通った、魅力的な女性。メゾソプラノの私の声にも合っている役。是非見に来ていただきたい」と意欲を見せる。

 ○…母が声楽家で、幼いころから音楽が身近に溢れていた。最初はピアノを習い始め、中学生からオペラを始めた。高校3年生の時に県代表として出場した、瀧廉太郎記念音楽祭高校声楽コンクールで見事優勝。「将来は世界で活躍したい」と夢を抱き、東京藝術大学から大学院へと進んだ。2013年、25歳の時に「第43回イタリア声楽コンコルソ」で最高賞に当たる「ミラノ大賞」を受賞するなど、これまでに輝かしい足跡を残す。

 ○…この賞の副賞などを活用し、イタリアのパルマに2年間留学を果たす。当初は言葉の問題もあり日常生活にストレスもあったという。しかしそこは世界各国から夢を抱いた音楽家が集う場所。互いに切磋琢磨し、成長を果たした。その後バレンシア歌劇場の若手歌手育成プログラムに合格し、スペインに移った。2年間にわたり舞台に立ちつつ研修を受け、修了後もスペインに留まった。現在もバレンシアを拠点に、オペラを続ける。

 ○…高校時代には陸上円盤投げの選手としてインターハイに出場するほどの成績を収めた。当時周囲からは「両立は無理。音楽に一本化したほうが良い」と言われたが「絶対できる」とやり遂げた。その強き心はオペラの道で今でも生き続ける。「必要とされる舞台があればどこでも行く。これからも精一杯歌い続け、日本でもさらに活躍していきたい」と、意気込んだ。

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