RC交換留学生として秦野高校に通う ラウラ・メルセデス・ヴォイシックさん 入船町在住 16歳
多様な考えを学びに
○…「小さい頃からジブリを見ていて、大きくなるにつれて日本への興味も膨らんでいきました」。青少年交換プログラムを通じ、今年8月から受け入れ先である秦野名水ロータリークラブ会員の自宅にホームステイし、秦野高校に通っている。生まれ育ったデンマークを離れ来日。「日本に行けると分かってとてもうれしかった」と笑顔で話した。
○…家族が旅行好きで、これまでにスウェーデンやドイツ、トルコ、スリランカ、タイ、エジプト、イングランドなど計11か国に行ったことがある。タイで箸を使った経験があり、魚も綺麗に食べられるほど箸の使い方が上手。日本の料理も食べているというが、「お饅頭はとてもとてもとても甘くて食べられませんでした」と渋い表情。
○…学校では、次々と名前が上がるほどたくさん友達ができたと笑顔を見せる。部活動は文化や言語を学べると思い、手芸調理部に所属。最近はベイクドチーズケーキを作り、両手でグーっと「おいしかった」。学校外でもこども館や教会で行われている日本語教室へ通っている。先月の誕生日には同ロータリークラブから、ジブリのDVDをプレゼントされた。「アニメを見まくっている」といい、日本語と格闘中だ。
○…日本に一人でやってきて、まだ寂しさは感じていないという。家族のもとに戻ったら「私の人生で最高の年の一つだったと言えるようになりたい」と留学生活の意気込みを語る。将来は心理学を生かした仕事に就くことが夢。「お母さんがソーシャルワーカーで、その姿を見て私も社会の役に立ちたいと思った」と真剣な眼差しで話した。留学は来年7月までの約1年間。「様々な考えを社会に持ち込むことは大事。この留学を将来に生かしたい」と目を細めた。
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