世界選手権大会で団体戦準優勝した「秦撰組スポチャンクラブ」のリーダーを務める 大津 南さん 曽屋在住 22歳
「負けず嫌い」から一心に
○…昔ながらのチャンバラ遊びをスポーツに昇華させた「スポーツチャンバラ」。秦野市スポーツチャンバラ協会に所属する竹内妃那さん、佐藤優叶さんと共に3人で世界選手権大会に出場し、団体戦で秦野市初の準優勝を獲得。リーダーとして2人を引っ張った。
○…出場したのは基本動作の部。3人の動作がピタリと合っていないと上位に食い込めない。練習時間が少なく不安もあったが「2人とも敵に回すと怖いけど、味方だとこんなに頼もしいことはない」と笑顔で話す。練習では厳しく指導するが、プライベートでは仲が良く姉妹のような関係。「団体で準優勝がとれたのは2人のおかげ。感謝しています」
○…秦野生まれ、渋沢小・渋沢中出身。自身を「飽き性」と評するように部活など長続きしなかった。そんな中、高校1年で出合った「スポチャン」。父が先に始めていたが興味がなく誘われても断っていたある日、スポチャンの試合を映したDVDを見て入会を決めた。「めちゃくちゃ格好いい先生がいたので」とニッコリ。きっかけはそんな感じだったが、生来の負けず嫌いが顔を出し、のめり込んでいった。「始めたのが高1の時。遅い方なので、最初は年下に負けて悔しくて仕方なかった」と話す。次第に実力が上がり、憧れの先生にも会うことができたという。スポチャンの魅力は「やられたらやりかえせるところ」。闘争心に満ちた瞳をキラリと輝かせる。
○…インストラクターの資格も取得し、後輩の指導にあたる。「指導方針は飴と鞭。怒りますけど、できたところは褒める。次に生かしてほしいし、教え子が入賞したら何より嬉しい」。もちろん、選手のプライドも健在。「タイトルを狙いたい」と力強く語った。
|
<PR>