神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
秦野版 公開:2019年12月13日 エリアトップへ

宮永岳彦生誕100年記念事業に尽力している 横山 徹(とおる)さん 渋沢在住 65歳

公開:2019年12月13日

  • X
  • LINE
  • hatena

「文化力」で心を育む

 ○…宮永岳彦生誕100年記念事業を秦野市とともに進めている。職業は彫刻家。市内では、まほろば大橋や渋沢駅北口広場、おおね公園等に作品が設置されている。今年6月から二紀会の神奈川支部長となり、「東京についで大きな支部なので、他の見本となるような活動をしていきたい」と意気込みを語った。

 ○…幼い頃から美術が好きだった。絵はあまり得意ではなかったが、小学校の授業で彫刻を上手くできたことが印象に残っている。生まれ育った滋賀県を発ち、金沢美術工芸大学に進学。4年生の時に出品した作品では賞を受賞した。それが自信となり仕事としてデビューへ。

 ○…メインは石を素材とした野外彫刻。「自然のものに触れて、会話しながら造る充実感が好き。作品は石を見てから、石そのものの特性を生かす作品を考えています」。現在は青山学院大学教育人間科学部教授も務める。授業は、小学校教員免許取得に向けての図画工作。また学生のクラブ活動では、趣味の陶芸を教えている。自己流だという作品は、芸術家の才能が光り本格的だ。

 ○…妻と息子家族の6人暮らし。自宅には作品はもちろん、息子手作りのブランコがあるなどアートが溢れている。「20年程前に家族でラトビアのシンポジウムに行ったことが印象的」。子どもたちにとって良い経験になったと振り返るが、プチ事件も。「妻がダニにやられて。近くに店がなくて困って、お酢で応急手当したなんてこともあった」と笑った。

 ○…「市民全体の文化力を上げたい」と夢を語る。秦野でできるだけ表現活動をして、アートを浸透させたいという。「文化力は豊かな心を育むのに役立ちます。文化が市民の活力の元になれば」と目を輝かせた。
 

秦野版の人物風土記最新6

渋谷 勝征(まさゆき)さん

5月6日まで宮永岳彦記念美術館の市民ギャラリーで個展を開催している

渋谷 勝征(まさゆき)さん

松原町在住 80歳

5月3日

根倉 安史さん

秦野あきんど育成会の会長を務める

根倉 安史さん

東田原在住 52歳

4月26日

栗林 範之さん

4月1日に秦野駅駅長に就任した

栗林 範之さん

曽屋在住 55歳

4月19日

瀧沢 利一さん

4月1日付で秦野赤十字病院の院長に就任した

瀧沢 利一さん

今泉台在住 61歳

4月12日

山口 勇さん

里地里山フォトコンテストで秦野市長賞を受賞した

山口 勇さん

曽屋在住 81歳

4月5日

秋山 重夫さん

上公民館で開催している「四季の絵手紙教室」の講師を務める

秋山 重夫さん

菖蒲在住 80歳

3月29日

あっとほーむデスク

  • 4月26日0:00更新

  • 10月27日0:00更新

  • 10月20日0:00更新

秦野版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月3日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook