公益社団法人秦野青年会議所（秦野ＪＣ）の2021年度理事長に就任した 栁川 太郎さん 尾尻在住 39歳
優しく成長見守る大黒柱
○…新たな年、スローガンとしたのは『人財』だ。秦野ＪＣは、20歳から40歳までの責任感と情熱をもった青年有志による社会貢献を目的とした組織。17人でスタートする今年、その半数が昨年入会したばかり。だからこそ、秦野ＪＣとは何かを改めて考え、街の”人財”となるための成長を促す活動を行う。「人づくりに重点を置き、一丸となって楽しみながら取り組みたい」と話す。
○…自身がはだのＪＣに入会したのは２０１３年。父がＯＢで、周りからも勧められ入会したが、しばらくは「中途半端にやっていた」という。「そんな態度を見ていた先輩に本気で怒られまして。大人になって怒られることなんてそうそうない。悔しかった」と振り返る。しかしそれが契機となり”本気”になった。与えられた役割をこなし、２０１９年にはたばこ祭のジャンボ火起こし綱引きコンテスト実行委員長に就任。他にも様々な役職を経験し、満を持しての理事長職。「経験を生かしたアドバイスもできるので、新入会員には気軽に相談してほしいと伝えています」と穏やかな声で話す。
○…秦野ＪＣの魅力は「大人になってできる友達」と満面の笑み。「メンバーには経営者の息子が多く、話も合う」。自身も父が創設した（株）湘南ウイルの後継者。ここで出来た仲間は「卒業してもずっと付き合っていくんだろうなと思います」と話す。そんな仲間と飲むお酒は格別。人を楽しませたい方で、相談されることも多いそうだ。
○…全員で取り組むまちづくり事業を経て、６月には新入会員が中心となって進める交流事業を予定。夏には市民と一緒になって楽しめるイベントも検討中だ。後に続く会員の成長を見守りつつ、どっしり構えて屋台骨の役目を果たす。
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