神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
秦野版 公開:2021年2月5日 エリアトップへ

県障がい者スポーツ指導者協議会秦野支部の支部長を務める 赤坂 美保子さん 寿町在住 70歳

公開:2021年2月5日

  • X
  • LINE
  • hatena

スポーツで日々を豊かに

 ○…障害があっても無くても、誰もがスポーツを楽しめる場を作りたい―。その思いから2000年、仲間と県内で初めて障がい者スポーツ指導者協議会の支部を立ち上た。パラスポーツの体験会などを定期的に開催して間口を広げてきた。心がけているのは「障害者のためだけではなく、興味があれば誰もが参加できる場所にすること」。その活動が評価され、昨年12月に文部科学大臣表彰を受賞した。「仲間がいたからこそ続けられてきたこと。これは皆でもらった賞」と話す。

 ○…厚木市出身。結婚を機に秦野市へ移った。中学時代からソフトテニスを続け、体育指導員を10年以上務めてきた。子育てをしながら嫁ぎ先の家業でプラスチック製品を製造する「有限会社ミユキ化成」を手伝う毎日を送っていた。その生活が1993年に一変。脳血栓で倒れて右半身がまひし、大好きなスポーツもできなくなった。

 ○…「発病後は絶望の繰り返しでしかなかった」といい、そんな状況を救ったのもスポーツだった。障害を抱えながら運動する人の姿をみて自身も再び体を動かし始め、自分一人で行動できるまでに回復した。96年には障がい者スポーツ指導員の資格を取得、経験を生かして普及活動に力を入れるようになった。

 ○…支部で活動を続けている中で特に印象に残っているのが、脳性まひで体が動かない人と健常者がチームを組み、笑顔で競技する様子をみたこと。「その姿をみて涙が出た。その輪が広がれば」と振り返る。今年度はコロナ禍で大会の中止や縮小が相次いだ。「今もコロナとの戦いは続くがパラスポーツの魅力を伝え続けたい」。娘も最近、大分県で指導員の資格を取得した。「意見交換して活動に生かしたい」と声を弾ませた。

秦野版の人物風土記最新6

渋谷 勝征(まさゆき)さん

5月6日まで宮永岳彦記念美術館の市民ギャラリーで個展を開催している

渋谷 勝征(まさゆき)さん

松原町在住 80歳

5月3日

根倉 安史さん

秦野あきんど育成会の会長を務める

根倉 安史さん

東田原在住 52歳

4月26日

栗林 範之さん

4月1日に秦野駅駅長に就任した

栗林 範之さん

曽屋在住 55歳

4月19日

瀧沢 利一さん

4月1日付で秦野赤十字病院の院長に就任した

瀧沢 利一さん

今泉台在住 61歳

4月12日

山口 勇さん

里地里山フォトコンテストで秦野市長賞を受賞した

山口 勇さん

曽屋在住 81歳

4月5日

秋山 重夫さん

上公民館で開催している「四季の絵手紙教室」の講師を務める

秋山 重夫さん

菖蒲在住 80歳

3月29日

あっとほーむデスク

  • 4月26日0:00更新

  • 10月27日0:00更新

  • 10月20日0:00更新

秦野版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月3日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook