公益財団法人ボーイスカウト日本連盟の専務理事を務める 佐野 友保さん 今泉在住 74歳
全ては子どもたちのために
○…「小さい頃は体が弱くって。それで体が鍛えられるって思って…」というのがボーイスカウトに入ったきっかけだとか。成長するにしたがって体は丈夫になり、リーダーを務めるようになった。ボーイスカウトの活動は今も継続中。これまでに県連の正副理事長をはじめ、ボーイスカウト日本連盟の理事などを歴任し、現在は同連盟の専務理事を務めている。週に２回ほどは都内まで出向くほか、これまでにも全国各地を巡り、ボーイスカウト活動の発展に力を尽くしている。
○…もともと家業は、一世紀を超え地域の健康を守る役割を担ってきた「佐野十全堂薬局」の経営者。しかし「金残すより人残せです。会社はそこで働く従業員皆のもの。人づくりこそ時代への奉仕だと思う」と、社長の座を社員に譲り、現在は会長として大所高所からアドバイスを行う立場となった。
○…２０１５年に秦野商工会議所の会頭に就任。現在秦野市の商工業のリーダーとして、地域の経済界をけん引する。「秦野は山紫水明、美しい山に囲まれた景色と、美味しい水と空気がある、魅力あふれるまち。行政と協力し、そのポテンシャルを最大限に活かし、人口増加につながるまちづくりを進めたい」と言葉に力がみなぎる。
○…ボーイスカウトで培った気力体力をベースに、かつては山登りによく出かけたとか。日本アルプスをはじめ各地の山々を泊りの縦走などで巡った経験を持つ。「野外活動は人生にとって大事な意味を持つ」と力説。４月25日にはカルチャーパークを会場に「ボーイスカウトとあそぼう！ワクワク自然体験あそび」というイベントを開催する予定。「外で体を動かすことの楽しさを知るきっかけにして欲しいですね」と笑った。
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