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秦野版 公開:2021年6月18日 エリアトップへ

初心者が楽しめる論語の本を執筆した 本多 勝昭(まさあき)さん 鶴巻南在住 72歳

公開:2021年6月18日

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常に学びと恩返しの心

 ○…大河ドラマの影響でいま、改めて注目される「論語」。その論語との出会いは中学生のとき。「こんなに短い言葉で伝えられることがあるんだ」と衝撃を受け、研究を続けてきた。今回出版した本は、自身が学んだ経験から書き上げた一冊。「初めて触れる人に楽しく読んでもらえることを意識した。論語に興味を持つ人が増えれば嬉しい」と微笑む。

 ○…静岡県出身。農家に生まれ、家業の手伝いやアルバイトをしながら、都内の大学に進学した。学費を賄うため、講義以外の時間は働いた。「牛乳配達に清掃、たくさんの仕事をした。当時は大変だったけれど、今振り返れば貴重な経験」。そんな多忙な中でも「自分ができることは何でもしたい」と教員免許や車の大型免許など、様々な資格も取得。卒業後は神奈川県議の秘書を務めたのち、中学校の社会科教諭になった。40代に差し掛かる頃には、視野を広げようと家族と共にブラジルに渡り、現地の日本人学校で3年間教鞭をとるなど”常に学ぶ”教員生活を送った。

 ○…定年退職後から地域の子どもの登校を見守る活動を継続。「見守る大人が多いほど安心するから」と始めたが「こちらが元気をもらっている」と笑う。広畑ふれあい塾などで論語の講師を務めるほか、鶴巻で子どもの学習支援に取り組むなど、マルチに活躍。「地域に恩返しができれば」とうなずく。

 ○…座右の銘は「五事を正す」。論語を学んだ中江藤樹の言葉で、真心を込めて相手を想うことの大切さを説いているという。この信念が現れたかのように、終始穏やかな表情と話し方が印象的。子どもは独立し今は妻と愛犬のチワワの”2人と1匹”暮らし。ドライブも好きだが、孫と会うことが一番の楽しみ。

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