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秦野版 公開:2021年7月2日 エリアトップへ

秦野市老人クラブ連合会の会長に就任した 菊地 繁雄さん 下大槻在住 84歳

公開:2021年7月2日

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「一生懸命やる」それだけ

 ○…会員数は2614人。コロナ禍で活動が思うようにできず、会員が減少傾向にあるなか「ここからどう盛り返していくかが正念場」と語る声には強い意志がこもる。

 ○…北海道出身。戦時中に生まれ、終戦後も学校には通えず農家の手伝いをする日々だったという。長じてからはトラック運転手として活躍。しばらく地元で続けていたが「長距離ドライバーとして関東に来たら、給料の差がすごいことに気付いて。これはこっちに来るしかないと思ってね」。30代で当時会社があった秦野へ引っ越してきた。30年以上にわたり北は北海道から、南は沖縄まで「無事故で荷物を運び続けたことが誇り」と胸を張る。優良運転手として表彰を受け、ハワイや世界一周旅行に行ったこともあるそうだ。長年続けているうちに、後輩ドライバーにも慕われた。「人の面倒を見るのが好きなんだね」とニコリ。その性格は今もいかんなく発揮されている。

 ○…老人クラブに入ったのは退職後。下大槻団地長寿会や大根地区老人クラブ連合会の会長なども務め、5月17日の総会で全体のまとめ役に就任した。昨年度はコロナで活動がほぼゼロ。現在はサロンを月1回行っている程度だが、ワクチン接種が進めば活動再開の目途も立つ。会員に人気の演芸会はもちろん、新しいことにも意欲を燃やす。「今やりたいのは新スポーツの『囲碁ボール』。一人から大人数までできて頭も使うからきっと楽しいよ」。

 ○…昔から続けている詩吟は準師範の資格も持ち、広畑ふれあいプラザで講師も務める。子どもの頃の経験を活かし、草鞋作りなども教えている。「何でもひたすら一生懸命にやってきた。それしかなかったね」と人生を語るその表情は誇らしげだ。

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