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秦野版 公開:2021年9月10日 エリアトップへ

アンサンブル楓の代表を務める 酒井 みさをさん 寺山在住 63歳

公開:2021年9月10日

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1日でも長く音を届けたい

 ○…菩提にあった「ギャラリー楓」で初めてフルートの演奏をしたときに「人と人との出会いを生む温かい雰囲気に感動した」と、仲間に声をかけて「アンサンブル楓」を結成して約10年。毎月優しい音色で会場を包みこんできた。今年2月に惜しまれつつ閉館したときは「途方にくれた」。そんなときに公民館からの打診で、定期的にコンサートを開くことになった。「本当にありがたい。お客様のいる場で音を出せることに喜びを感じる」と微笑む。

 ○…名古屋出身。中学2年のときに大学生の姉が伴奏し、フルート奏者が演奏するバッハのソナタを聴き、「自分もやりたい」と猛練習。高校は音楽科、その後は国立音大に進んだ。練習を重ねるたびに表現が広がったといい、「授業が終わるとフルートを吹く。毎日その繰り返し。若いからこそできた」と笑う。卒業後は演奏活動をしながら専門学校の講師なども務めた。

 ○…1982年に結婚を機に秦野市へ。夫婦共通の趣味は「昆虫採集」で、新婚旅行は「18日間、タイの山の中で虫捕りをしていた」ほど。自然の中で虫たちと息をひそめる時間が好きで、秦野は自然豊かでお気に入りの場所だという。

 ○…2014年にメンバーの1人が若くして急逝、一緒に活動してきた想いを胸に演奏を続けてきた。現在は40代から70代の6人が世代を越えてハーモニーを作り上げる。一人娘はバイオリニストとなり、ドイツのオーケストラに所属。コロナが収束したら「また演奏を聴きに行きたい」。日々感じるのは演奏できる喜び。「健康と信頼する仲間、聴きに来てくださるお客様。何か1つ欠けても成り立たない。この幸せな時間が長く続くよう努力していきたい」と話した。

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