神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
秦野版 公開:2022年8月5日 エリアトップへ

マックスバリュ秦野渋沢店で10年以上「辻」を作製・展示している 古谷 昇さん 菩提在住 72歳

公開:2022年8月5日

  • X
  • LINE
  • hatena

地域に残る伝統つなぐ

 ○…秦野の盆時期に飾られる伝統的風習の砂もり「辻」。もともと水無川の湿り気のある砂を盛る砂もりが原型とされているが、より美しく立派に先祖を迎えるため現在の竹を組んで作る形になったと言われている。マックスバリュ秦野渋沢店から依頼を受け10年以上続けている辻の展示。「近所ではどこの家でも作っていた。祖父も父も作っていて、私も20年ぐらい前から自分でやるようになった」と話す。

 ○…菩提で生まれ育った。葉タバコや麦、落花生を作る農家で、小さい頃から家の手伝いが当たり前だった。「夏は特に大変。葉タバコを収穫して乾燥させる作業がとても暑くて…」と苦笑い。二十歳前には野菜に転換し、同店がヤオハン時代の約30年前から1年中野菜を出荷している。こだわりは新鮮さ。とったその日の夜に配達し、次の日には並ぶみずみずしい野菜たち。天候に左右され大変な時もあるが「良くできたときは嬉しい」と笑顔を浮かべた。

 ○…高校生の時には山岳部に所属。その後OB会で本格的に山に登るようになり、1年のうち30日は山に入っていたという。20代後半には、元日に剱岳の400mの断崖をロッククライミング。「冬の山の夜はすごいきれい。空気が澄んでいるからどこの山を見てもピカピカ光っているんだよ」と目を輝かせる。民間の山岳救助隊のメンバーとして、夜中に遭難者の救助に行っていた経験も。

 ○…現在の趣味は「働くこと」とズバリ。愛情込めて作った野菜たちは家の前でも直売。「葛葉の泉」に水を取りに行く人たちにも”名水で育った野菜”として好評だとうれしそうに話す。今は妻と2人暮らしとなり「コロナが明けたら妻と旅行に行きたいね」と和やかな顔で話した。

秦野版の人物風土記最新6

渋谷 勝征(まさゆき)さん

5月6日まで宮永岳彦記念美術館の市民ギャラリーで個展を開催している

渋谷 勝征(まさゆき)さん

松原町在住 80歳

5月3日

根倉 安史さん

秦野あきんど育成会の会長を務める

根倉 安史さん

東田原在住 52歳

4月26日

栗林 範之さん

4月1日に秦野駅駅長に就任した

栗林 範之さん

曽屋在住 55歳

4月19日

瀧沢 利一さん

4月1日付で秦野赤十字病院の院長に就任した

瀧沢 利一さん

今泉台在住 61歳

4月12日

山口 勇さん

里地里山フォトコンテストで秦野市長賞を受賞した

山口 勇さん

曽屋在住 81歳

4月5日

秋山 重夫さん

上公民館で開催している「四季の絵手紙教室」の講師を務める

秋山 重夫さん

菖蒲在住 80歳

3月29日

あっとほーむデスク

  • 4月26日0:00更新

  • 10月27日0:00更新

  • 10月20日0:00更新

秦野版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月3日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook