神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
川崎区・幸区版 公開:2017年6月23日 エリアトップへ

川崎市将来人口推計 想定上回り増加加速 2030年ピーク 158万人超

社会

公開:2017年6月23日

  • LINE
  • hatena
区別の川崎市将来人口推計(5月25日発表)
区別の川崎市将来人口推計(5月25日発表)

 川崎市は先月25日、将来人口推計を発表した。2014年8月に公表した前回の推計結果を上回るペースで増加が見込まれている。中原区などで相次ぐマンション開発や、主要駅周辺を中心とした拠点開発、周辺地域への波及などが要因とみられる。

 前回の推計結果では、2030年をピークに約152・2万人となる想定だったが、一昨年の国勢調査結果で前回推計を上回るペースで人口増加が続いていることが明らかになり、また今年4月にすでに150万人を超えたことから、市は総合計画第2期実施計画の策定などに向け、改めて人口推計を行った。結果、ピークは前回同様30年だったが、人口ピーク値は前回を上回る約158・7万人となった。ピーク後は、死亡数から出生数を減じた数「自然減」が、転入などの「社会増」を上回るかたちで人口減少への転換が想定されている。年齢層別にみると、年少人口(0歳〜14歳)は30年の約20・2万人、生産年齢人口(15歳〜64歳)は25年の約102・8万人がピークと見込まれている。65歳以上の老年人口も今後増加を続け、老年人口割合が21%に達する20年に「超高齢社会」が到来すると推測されている。

 また、区別の推計では、多摩区が最も早くピークを迎え、20年に約21・7万人、中原区が最も遅いピークで40年に約29・6万人となる想定。市の担当者は「多摩区ではマンション開発が少ないため、人口の増加があまり見込まれていない。これに対し、中原区では大規模住宅の開発が進んでいるため、今後若い世代の流入や出生数の増加が見込まれるのでは」と分析する。

 市は今回の推計結果を踏まえ、来年3月予定の市総合計画第2期の策定に向け、検討を進めていく。

川崎区・幸区版のトップニュース最新6

川崎区版SDC始動

川崎区版SDC始動

地域課題解決へ

4月26日

多摩川に「モトスマリモ」

国内2例目

多摩川に「モトスマリモ」

河原の石から数年で発生

4月26日

歌で市制100年盛り上げ

地元演歌歌手吉村明紘さん

歌で市制100年盛り上げ

新曲『KAWASAKI』で

4月19日

かこさんのプレート披露

幸区

かこさんのプレート披露

ゆかりの公園で活動紹介

4月19日

仲間と歌いつなぐエール

能登半島地震復興ソング

仲間と歌いつなぐエール

市長や市議も「個人」で参加

4月12日

誘客拡大のヒント探る

川崎商議所

誘客拡大のヒント探る

スポーツ、観光事業者が意見交換

4月12日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 12月8日0:00更新

  • 8月4日0:00更新

  • 4月28日0:00更新

川崎区・幸区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

川崎区・幸区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月26日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook