城山夏まつりの実行委員長として、参加者の安全を支える 安西 和男さん 城山在住 71歳
まつりの縁の下の力持ち
○…8月27日、28日に行われる「城山夏まつり」。城山地区全体が、毎夏最も盛り上がるこのまつりの実行委員長を務める。地域の商工会、観光協会、自治会、川尻八幡宮氏子、囃子、纏など数多くの関係者が一体となって参加するまつりは、地区住民最大の楽しみの一つで、2日間で延べ約15000人の来場者が訪れる。「昨年は皆さんのお蔭で何のトラブルもなく開催できました。ここ数年大きな問題も起きていませんね」と感謝する。現在は、関係団体や警察関係者と最後の協議を重ね、万全の態勢でまつりの準備を進める。
○…川尻八幡宮の例祭として行われるまつり。8年前までは氏子が中心となって開催してきたが、年々大きくなる規模に対応して、城山夏まつりとして実行委員会を組織、これまで実行委員長としてまつりを取り仕切ってきた。300以上が出店する露天商との交渉も委員会の大きな役割の一つ。露店と地元商店の双方の調整役として苦労することも多い。「露店はなくてはならないものですが、出店日を定める等ルールを決めて、地元のお店と平等になるよう配慮しています」と説明する。
○…「城山は良い意味でコンパクトな街で、風通しも良く住民間の一体感があります」と郷土愛は人一倍強い。これまで、観光協会の会長や商工会の理事などの要職を数多く務め、現在でも中沢財産区の議長や津久井暴力団追放推進協議会の会長などにも就いている。「気が付くと色々な役を引き受けています。もう年なので少し身軽になりたいのですけれどもね」
○…城山生まれの城山育ち。現在でも地元で営む総合建設業の社長として現役で活躍する。趣味は20年程前から始めた自家菜園。時間があれば畑に足が向くほど本格的に取組んでいる。「夏も終わりに近づき涼しくなり、これからは白菜と大根を植えようと思っているので、今から楽しみですね」と話した。