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多摩版 公開:2017年5月25日 エリアトップへ

映像・CMディレクターで、多摩市文化振興財団のプロジェクトに携わる 瀧口 寿彦さん 市内在住 43歳

公開:2017年5月25日

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皆に喜んでもらう空間を

 ○…6月2日にパルテノン多摩で開催される映画上映会「僕たちの秘密基地 あなたの大切な映画は何ですか?」。多摩市文化振興財団の協力で企画から携わる。昨年秋に行われた「パルTAMAフェス」に訪れた際に、知人の紹介で同財団と縁を持ち、後にイベント等の企画の協力を依頼された。「地元を盛り上げるために何か役に立てるならと思って」。それを引き受けた今、財団と共に様々な企画を練っているところだ。

 〇…多摩市で生まれ育ち、高校卒業後に映画の世界に飛び込んだ。初めて撮った自主映画で「ぴあ映画フェスティバル」で賞を獲得。その後、映画を1作品撮るも「映画は自己満足の世界。自分を対象にではなく、第3者を中心としたものを撮りたい」と、映像・CM制作に注力し、企業や団体の誰もが一度は目にしたことのあるCMなどを撮り続けてきた。「誰かのために何か作るのが楽しいし、喜んでもらえるのが嬉しいですね」と笑顔をみせる。

 ○…熊本県水俣市で街のPR映像を撮りに行った時だった。水俣市はかつて公害に苦しみ、昨年は地震の被害に遭った。それでも地元の人たち、特に同世代や若い世代が地元を盛り上げるために奮闘していた。その姿を見て、まちづくりに興味を抱いた。限られた時間でどう魅力を伝えるかは、まちづくりも映像制作も同じ。「自分の経験、人脈を活かして自分の色を出しながら人が喜ぶ空間、イベントをつくっていけたら」と意欲をみせる。

 ○…豊ヶ丘南公園や多摩中央公園がお気に入りの場所だ。新しい映像の企画で悩んだ時は、そうした場所で発想を得ることがある。現在あるドキュメンタリーを撮影中で、カンヌ映画祭の出品も要請されているそう。「今は多くの人と交流して『多摩っていいよね』と言ってもらえるような企画をつくっていきたいですね」。誰かに喜んでもらうために―。その思いを形にしていく日々は続く。

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