桜ヶ丘商店会連合会の会長に就任した 平 清太郎さん 市内勤務 68歳
活性化へ「地域に奉仕」
○…聖蹟桜ヶ丘駅周辺の5商店会で構成される「桜ヶ丘商店会連合会」。6月に行われた総会で、3年ぶりに会長に復帰することが決まった。大手が撤退し、空き店舗も年々増加。消費者の買い控え、外食離れもあり、商店会を取り巻く環境は厳しい。そうした中で、商店会の活性化に向けたかじ取り役を担う。「『やる気』『熱意』『創造性』。これで聖蹟桜ヶ丘が元気になるように取り組んでいきたい」と意気込みを語る。
○…毎年4月に開催される「桜まつり」をはじめ、「朝顔市」「みらいフェス」「KAOFES」など地域は四季折々のイベントで賑わう。そうしたイベント開催時には普段以上の集客、経済効果が生まれているという。「動かなければ何も生まれない」。そう思う一方で、商店会だけでは力及ばないこともある。だからこそ、自治会や学校など関係機関を含め、地域で顔が見える関係を再構築し、盛り上げていきたいと考える。「地域の皆さんのお力を借りながらやっていければ」と微笑む。
○…これまでに商連として自身が中心となって注力しきたのが復興支援活動。毎年桜まつりに合わせて独自の企画を行ってきた。来年2月には、多摩の子どもたちを連れて被災した浪江・津島両小学校の子どもたちが避難している二本松を訪問、3月には復興フォーラムも計画している。「準備は大変だけど風化させてはいけないこと。今後も大事にしていきたいですね」と言葉に力がこもる。
○…高校生の頃からボランティア活動に積極的に参加し、聖蹟桜ヶ丘と高幡不動でカルチャーセンターを40年近く経営する今もそのスタイルは変わらない。「地域の方があって事業ができる。だからこそ地域の役に立ちたい」とその思いを語る。「『行ってみたい』『住んでみたい』『終の棲家にしたい』そう思ってもらえる街にすること。それが課せられた役割だと思っています」。これからもまちを盛り上げていく活動は続く。
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