多年にわたり公園での清掃や花壇づくりに尽力した個人や団体を表彰する、横浜市公園愛護会表彰式が11月15日、神奈川県民ホールで行われた。市内の62人、31団体に山中竹春市長から賞状が授与された。都筑区からは3人と1団体が受賞した。
10年以上愛護会会長を継続して務めた人が受賞する個人表彰の部では、くさぶえのみち牛久保西二丁目公園愛護会の唐戸正治さん、同三丁目公園愛護会の長部照義さん、勝田第二公園愛護会の高田敏明さんの3人が受賞。団体表彰の部では、東山田公園愛護会(酒井一郎会長)が受賞した。
高田さんは「とても名誉な賞をいただけて嬉しい。地道に活動を続けてきてよかった」と笑顔で話した。
横浜市内には現在、大小2715カ所の公園があり、その約9割にあたる2452カ所の公園で公園愛護会が結成されている(3月末時点)。各愛護会は月や週単位で活動に取り組む。
高齢化進む愛護会
しかし、多数存在する愛護会も高齢化や人手不足といった課題に直面している。
くさぶえのみち牛久保西一〜三丁目公園愛護会は、3年前まで合わせて15人が所属していたが、メンバーの高齢化に伴い現在は5人になり合同で活動するようになった。活動範囲が全長約3Kmの「緑道」のため、拾った木の運搬など体力的に厳しい作業も少なくない。それでも唐戸さんは、「くさぶえのみちは散歩やジョギングをする人が多いので、安全・快適に走れるような公園にできれば。道行く人から『いつもありがとうございます』と声をかけられるのは嬉しい」とやりがいも話す。
勝田第二公園愛護会は15人で活動を行っているが、平均年齢は80歳以上と高齢化が進んでいる。高田さんは「昔はもっと人数がいた。作業中に転んだりしたら危険なので、引退した人も多い」と話す。また、ケガや病気以外に、老人ホームなどに入居して、活動に参加できない人も増えているという。しかし、「身体が元気に動くうちは、限界まで活動を続けたい」と高田さんは前向きに話した。
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