池辺町にある福聚院は、境内に樹齢340年以上の大イチョウや横浜市の名木古木指定されているサルスベリなどがあり緑豊か。200年を超えるしだれ梅は2月中旬が見ごろだという。
同院は1554(天文23)年、継印法印が開山したと伝えられる。
初代の本堂は元禄の初めごろに雷が落ちて焼失した。しかし、不思議にも本尊の不動明王だけは火を逃れたと言われている。「かつて周りの農家は茅葺で、火災は身近な災害だった。この時、焼失したのは、お寺だけだったので、『お不動さんが雷を受け止めてくれて、我々を守ってくれた』と考えられた」と39代目の齊藤清紀住職は話す。以来、「火伏の不動尊」と言われるようになり、近隣近在から信仰を集めるようになったという。
1月28日は初不動として大護摩を修行し、火の用心火伏の祈願をはじめ、家内安全や交通安全などの祈願を行う。60年ほど前に始めただるま市も。福を『聚(あつ)める』ダルマとして、多くの人で賑わいを見せている。
■福聚院/高野山真言宗=池辺町2296、【電話】045・941・1366
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