神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
都筑区版 公開:2024年2月22日 エリアトップへ

横浜市予算案 能登半島地震受け再編成 地震防災対策を強化

社会

公開:2024年2月22日

  • X
  • LINE
  • hatena
防災ベッドの一例
防災ベッドの一例

 元日に発生した能登半島地震を受け、横浜市は市民の安全・安心に寄与する事業を推進するため、「地震防災対策強化パッケージ」として、このほど公表された2024年度予算案に約217億円を計上した。ハード、ソフトの両面から、被害の防止・軽減に努めていく。

 予算案編成は通常、前年末時点である程度確定しているが、今回は元日に能登半島地震が発生したことを受け、災害対策について急きょ編成し直したと山中市長が記者会見で明らかにしていた。

防災ベッド普及

 新たに追加・拡充されたのは、主にハード対策。能登半島地震では家屋の倒壊により多くの被災者が出たことを受け、建物の耐震化事業を進めるとともに、簡易に設置できる防災ベッド等の普及促進が強化される。

 市内には1981年5月31日以前の旧耐震基準で建てられ、耐震化対策を実施していない住宅が約7万戸残っていると推計される。そこで、高齢化や金銭的な理由で建て替えや耐震化ができない家庭に対し、家屋が倒壊しても生存空間を確保できる防災ベッドや耐震シェルターの製品代の一部補助を拡充する。

 23年度は防災ベッド、耐震シェルター合わせて15件分の予算を組んでいたが、能登半島地震を受けて24年度は予算を4倍に増額。補助額も引き上げ、合わせて40件の補助申請を見込む。高齢者や障害者のみで構成される世帯を対象に行う家具転倒防止対策助成事業にも1200万円を計上している。

火災被害減少へ

 震災時には通電火災により大きな被害が生じていることから、揺れを感じると自動で電気を止める「感震ブレーカー」の設置推進事業も、能登半島地震を受け拡充。これまでは市内11区36万世帯を設置補助対象としてきたが、自治会・町内会からの申請については市内全域に拡大する。予算は前年度の約3倍となる2800万円を計上、件数も1600件から6900件と大幅に増加させた。また、都市インフラの被害を防止するため、災害時に重要となる緊急輸送路などに面する道路がけの崩落対策事業費にも2億円が計上された。

都筑区仏教会

仏式結婚式 受け付けております 045-591-3653

https://yokohamabukkyo.sakura.ne.jp/wp/temple/

<PR>

都筑区版のトップニュース最新6

女子学童野球で全国へ

都田西小6年長谷川さん

女子学童野球で全国へ

県代表として頂点目指す 

7月25日

熱中症に注意喚起

都筑消防署

熱中症に注意喚起

水分補給と休憩で対策を

7月25日

南山田の伝統行事、今年も

南山田の伝統行事、今年も

7月20日「虫送り」

7月18日

横浜192チームの頂点に

川和シャークス

横浜192チームの頂点に

学童野球 5年ぶり2度目 

7月18日

「踊ることで誰かの力に」

ダンス&パフォTSU・ZU・KI

「踊ることで誰かの力に」

「3.11」から続く支援公演

7月11日

コロナ前水準に回復

横浜市観光客数

コロナ前水準に回復

前年2割増の3600万人

7月11日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 7月11日0:00更新

  • 7月4日0:00更新

  • 3月28日0:00更新

都筑区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

都筑区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年7月27日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook