相鉄グループの相模鉄道(株)はこのほど、来夏のゆめが丘大規模集客施設のオープンにあわせ、駅のリニューアルを行うと発表した。相鉄グループの統一コンセプトに基づいてレンガの外壁を採用するほか、同施設とつながる屋根を設置して施設との一体感を創出する。施設側に交通系IC専用改札も新設するという。
今回発表されたのは、ゆめが丘駅の内外装のリニューアルのほか、新改札口の設置、トイレの全面改修、ホームへの雨の吹込み対策工事、ホーム上家鉄骨の新塗装。
トイレの改修では多機能トイレを拡充し、女性用トイレにはパウダーコーナーも設置。また全体として、年齢や障害の有無を問わず誰もが利用しやすいよう配慮された「ユニバーサルデザイン」も採用する。
駅の延べ床面積は約400平方メートルから約580平方メートルとなる。完成は来夏予定。
統一コンセプトで
デザインのコンセプトは相鉄グループが2013年から取り組んでいる「デザインブランドアッププロジェクト」に沿うもの。同プロジェクトではネイビーカラーで統一した車両の導入のほか、二俣川駅やいずみ野駅、緑園都市駅といった駅のリニューアルにも取り組んできた。
同プロジェクトには「くまモン」の生みの親でクリエイティブディレクターの水野学さんがデザインの総合監修に携わっている。
駅から濡れずに
ゆめが丘駅は1999年3月の開業から24年が経過。駅前では現在、相鉄グループが来年夏の開業を目指して大規模集客施設の工事を進めている。同施設は「ゆめが丘から生まれるローカルライフ」をコンセプトにしており、複合映画館や食品スーパーなど140店の店舗を予定している。
今回の駅リニューアルでは施設と駅の間の一部に屋根を設けることで一体感を創出することもねらいのひとつ。また雨天時にも駅から濡れずに施設と行き来できるため、利便性向上に資するとしている。
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