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旭区・瀬谷区版 公開:2024年1月1日 エリアトップへ

ズーラシア オットセイ展示場が完成 2500万円CF(クラウドファンディング)目標達成

文化

公開:2024年1月1日

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新しい陸場で餌を待つミナミアフリカオットセイの「ハジメ」
新しい陸場で餌を待つミナミアフリカオットセイの「ハジメ」

 よこはま動物園ズーラシア=上白根町1175の1=で、ミナミアフリカオットセイの展示場の工事が完了し、12月9日から展示が再開された。工事は、猛暑の日差しを遮るための日よけの設置や休息場所としての陸場の整備を行っていた。

 オットセイの展示場は水量約400トンの大きなプールと浅瀬と岩を模した造りで豊かな自然環境が再現されているが、日陰がほとんどない状況だった。オットセイは眼球が大きく、直射日光で目の病気を発症しやすい生き物。同園でも夏場には投薬による対策をとってきた。また展示場には日陰がなく、高温になった岩場を嫌い、温度の上昇で水質が悪化した水中に止まる時間が長くなり、眼の疾患がひどくなる悪循環に陥っていた。

 工事費用は、動物福祉向上を目指すことを目的に、同園では初めてとなるクラウドファンディング(CF)で募った。4月29日から6月30日まで2500万円を目標に支援を呼びかけたところ、締切までに延べ1855人から2513万6400円が集まった。

 展示再開に先立ち開かれた報告会で村田浩一園長は、CFの締切最終日の時点で、目標額から500万円近く開きがあったことから自身で残りの金額を寄付するつもりでいたことを吐露。しかし最後の数時間で一気に目標をクリアし、パソコンの前で涙したことなどを打ち明け、「改めて動物園を支えてくれる一人ひとりを大切にしていきたい」と謝辞を述べた。

 展示再開初日、オットセイたちは新しい展示場に慣れないせいか、警戒して陸場にあがる様子は少なかったが、飼育展示係長の須田朱美さんは「寒くなる時期は日向ぼっこで利用してもらえれば」と期待を込めた。

報告会で謝辞を述べる村田園長
報告会で謝辞を述べる村田園長

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