神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
旭区版 掲載号:2012年11月1日号 エリアトップへ

ボランティア 相手の心を聴き、支えに 「旭ふれあいコール」で傾聴

社会

掲載号:2012年11月1日号

  • LINE
  • hatena
活動拠点は「ぱれっと旭」。2人ずつの当番制=10月24日
活動拠点は「ぱれっと旭」。2人ずつの当番制=10月24日

 相手に寄り添い、話をじっくりと聞く「傾聴ボランティア」。旭区にも「旭ふれあいコール」というボランティアグループが週3回、自主的に活動している。

 「お元気ですか」―。高齢者の日常の相談に乗ったり、話し相手になったり。電話の話題はその日の体調や世間話、昔話などさまざまだ。利用者に定期的に電話をかける「おげんきですかコール」と、相手が話したくなったときに電話をしてもらう「ふれあいコール」の2種類の用途がある。「活動的な人だったらいいけど、ひとり暮らしだと世間とのふれあいも減ってしまう。『最近誰とも話してなかった』と言われることも多いです」と話すのは代表の村松壽子さん(71)=写真左。

 初期メンバーの寺島加代子さん(64)は、ひとり暮らしをする父親のさみしさを痛感したことから活動を始めたという。「いつも1〜2時間は話してました。一人だと声を出さなくなっちゃうんですよね」

 旭ふれあいコールは、1999年に区の事業として始まったもの。当時、区内には地域ケアプラザが3カ所しかなく、高齢者のささいな悩みを相談する場として設立された。活動場所や固定電話の準備など課題もあったことから時間がかかったが、今年4月から区から独立することに。横浜市内ではほかに金沢区も同事業を実施し、自主事業化している。

「続けることに意義」

 しかし、独立後の課題は多い。35人いたメンバーは10人に、利用者の人数も160人から110人に減ってしまった。「区から離れたことで、心配になってしまった人がいるのかも」とメンバーは話す。活動場所確保の事情から月〜金曜だった活動日も週3回に、固定電話も携帯電話を使用するようになった。

 村松代表は「私たちは友達ではないけれど、気にかけてくれる人がいることは、支えになると思う。課題はあるけど、続けることに意義がある」と笑顔を見せた。

 旭ふれあいコールは月・水・木(祝日・年末年始を除く)の午前9時半〜正午。また、ボランティアスタッフも募集中。利用やボランティア登録は【携帯電話】070・6984・1200へ。

旭区・瀬谷区版のローカルニュース最新6

神奈川県内のユニークな書店と出版社が集うブックマーケット「本は港」

クリエイティブなまち、ヨコハマに触れる参加型フォーラム

初のアジア制覇を見届けよう。ららぽーと横浜でACL決勝ライブビューイング

横浜F・マリノス

初のアジア制覇を見届けよう。ららぽーと横浜でACL決勝ライブビューイング

5月25日25時キックオフ。チケット販売は18日24時〜

5月18日

ICT活用した子ども見守りサービス導入を横浜市が支援

ICT活用した子ども見守りサービス導入を横浜市が支援

実験結果発表、保育所に補助金も

5月17日

無印良品で横浜市内限定ハンカチを発売、売上は動物園支援に

神奈川県が「防がんMAP」作成

神奈川県が「防がんMAP」作成

検診・治療など項目別に情報整理

5月17日

全国展開だから安心査定

金・各種貴金属類・腕時計・切手・古銭などお気軽にどうぞ!

https://akuwa-otakaraya.net/

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 5月16日0:00更新

  • 5月9日0:00更新

  • 5月2日0:00更新

旭区・瀬谷区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

旭区・瀬谷区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月18日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook