絵本を手にする佐々木さん
おさないルーイはツバメの子。まだとべません。家族が南に行くとき、ルーイだけ大好きな飛行機に乗ったのです――。
今宿在住の佐々木賀世子さんが翻訳し、出版した絵本「ルーイの旅立ち 大空へ」（著者／トビィ・モリソン）。昨年には日本図書館協会と全国学校図書館協議会の選定図書としても認定された。佐々木さんは、広く読んでほしいと横浜市にも18冊寄贈した。
同書は２００７年にイギリスで発表された絵本。幼いルーイの冒険を描いた作品で、辛いことや危険なこと、友達との出会いなどさまざまな経験を通して、立派に成長していく物語だ。
佐々木さんは慶應大学大学院で英文学を専攻し、翻訳学校にも在籍。現在は海外絵本の図書館「いたばしボローニャ子ども絵本館」で翻訳ボランティアを担う。これまでに多くの絵本と出合ってきたが、同書には特に大きな感銘を受けたという。佐々木さんは「大変なことがあっても頑張るルーイの姿を日本の子どもたちに伝えたい。未来を担う子どもたちにぜひ読んでもらい、挑戦する気持ちを持ってほしい」と話している。
本はオンライン通販Ａｍａｚｏｎなどで購入可能。
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