梅雨入りが近づき、大雨などの風水害の発生に備え、横浜市は防災行動計画「マイ・タイムライン」の作成など災害対策を呼び掛けている。
マイ・タイムラインとは、家族構成や地域環境に合わせて、避難行動を時系列で整理する行動計画のこと。災害の警戒レベルや避難情報に合わせて、避難手段やタイミング、備蓄品の持ち出しなど、行動の目安を確認しながら、自身の行動計画を立てることができる。
「知らない」9割超え
市は、マイ・タイムラインの作成シートを浸水ハザードマップと一緒に全戸に配布予定。浸水や土砂災害の危険性のある地域には研修を実施するなど作成を促している。
一方で、昨年市が行った、市民の防災・減災意識に関するアンケート調査によると、マイ・タイムラインを「知らない」と答えた人は全体の92・3%で、9割を超えた。「知っている」と答えた人は5・5%で、うち作成済みは4・1%、作成中は5・2%にとどまり、市民への普及は思うように進んでいない。
市は今年、災害時の避難行動を一体的に支援する「横浜市避難ナビ」を産学と連携し制作。スマートフォンやタブレットでのマイ・タイムラインの作成を可能とし、災害時には同計画と連動した避難情報が通知され、開設している避難場所やルートが確認できる。
問い合わせは市地域防災課【電話】045・671・3456。
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