中区にある商店街、イセザキ・モール1・2St.で毎月1回行われている「企画宣伝委員会」。2、3年前からドラッグストアや量販店など、いわゆる「大手チェーン店」の店長らが積極的に参加している。
7月6日に行われた委員会には、新規加入店舗など初参加の2人を含む13人が出席。事務局から今後行われるイベントや、喫煙マナーに関する商店街の取組みについて一通りの報告があった後、各店舗間でフリートークが行われた。
この日は商店街に訪れる外国人旅行者への宣伝強化など、インバウンド対策についての話題になり、「(イセザキモールに)免税店はいくつあるのか」「他のチェーン店ではどんな取り組みをしているのか」など、闊達な意見が飛び交った。「全国の支店を飛び回る店長さんから、他の地域での取り組みや大手チェーン店のノウハウを聞けるので、我々にとっても非常に参考になる」と商店街。
情報交換・共有の場に
定例会は月に1回、30分間と負担にならないように設定。参加は自由だが、毎回10人前後の参加があるという。チェーン店側も商店街の会議に参加するメリットを感じているようで、「オープンしたばかりなので商店街の様子が色々と聞けてよかった」、「他店との情報交換の場になっている」などの声が聞かれた。
商店街は「商売に生かして欲しい」と考えており、実際この会議がきっかけで互いの店舗にチラシを置き合い、集客アップにつながったという事例も出てきている。
同商店街は物販や飲食店など約130店舗が加盟し、週末には約6万人が往来する一大繁華街として知られる。空き店舗が多い「シャッター商店街」とは無縁だが、古くからある個人商店が立ち並ぶ中で、大手チェーンの出店がここ数年目立ってきている。
ユニクロのスーパーバイザーを務める入江学さんは、「チェーン店にも『地域密着の店舗づくり』が重視される時代」と話す。
同商店街の津田武司副理事長は、「新旧店舗関係なく顔が見える関係を築き、一緒にイセザキの街を盛り上げていけたら」と期待する。
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