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市庁舎へ言葉の道案内 視覚障害支援団体が作成

社会

掲載号:2021年4月8日号

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現地調査の様子を再現する市川さん(左)
現地調査の様子を再現する市川さん(左)

 視覚障害者支援を目的とした横浜市役所までの「ことば」の道案内が、このほど完成した。都内の認定NPO法人が手掛けたもので、JRおよび市営地下鉄の桜木町駅と、みなとみらい線馬車道駅からの行き帰りの計6通りが同法人のホームページ(https://walkingnavi.com/list_route.php?no=340&lang=ja)に掲載されている。

 道案内は、例えば「目的地は新南口(市役所口)を背にして、およそ左まえ10時うえの方向にあります」「改札口を背にして通路を正面12時の方向へ23メートルほどすすむと、左9時方向への点字ブロックの曲がり角があります」など、誰もが目的地にたどり着けるように客観的な情報で説明されている。

 この道案内を手掛けたのは、認定NPO法人・ことばの道案内(市川浩明理事長)=東京都。2002年に任意団体として発足。東京都内の各区をはじめ、神奈川県や相模原市などの行政からの委託や協働事業などを多数行う。市庁舎への道案内は、横浜市からの初めての委託事業となった。

「情報インフラを」

 昨年の7月ごろに作成に着手。ミーティングを踏まえて、距離を測る「ロードカウンター」を使用して複数回にわたり現地調査。それからデータ入力という流れ。すべてにおいて、現地を実際に歩く必要があり、相当な作業量を必要とする。

 「ことばの道案内」は、事前にパソコンやスマートフォンなどの音声案内で行き方を確認。専用のアプリケーションを使えば、出先でも音声で行き方を確認できる。

 視覚障害のある同法人理事長の市川さん=磯子区在住=は「点字などハード面の整備だけでなく、情報インフラが必要」と指摘。また、社会的弱者の視点で地域を見ると「新たな発見がある」として支援活動などへの参加を呼びかけた。
 

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