「横浜開拓の守護神」として知られるお三の宮日枝神社=南区山王町=で2月3日に「節分祭追儺(ついな)式」があった。
南区と中区にまたがる地域の氏子と日枝幼稚園の園児らが参加。コロナウイルスをイメージした金棒ならぬ「ウイルス棒」を持って境内を歩く赤鬼に対し、裃姿の園児が「鬼は外」と言いながら豆を投げた。中には、鬼の姿を見ただけで泣き出す園児もいたが、鬼が退散すると喜んでいた。
感染症対策として、昨年に続き、福豆は袋に入れた上で持ち帰ってもらう方法にするなどした。
境内では「長者町おはやし同好会」のメンバーがお囃子、獅子舞を披露し、園児も興味深く見ていた。
同神社の角井瑞宮司は「コロナ禍が続く中での節分となったが、疫病の一日も早い終息を祈っていきたい」と話し、2023年に創建から350周年の節目を迎えるのを前に、季節の行事を続けたいとした。
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