ホテルJALシティ関内横浜=中区山下町=は10月26日、従業員の人命救助を行ったとして中消防署から感謝状を贈呈された。
今年7月、勤務中に突然倒れた従業員(50代・男性)を同僚が発見。呼び掛けるも反応がなかったため、119番通報した。救急要請の際に消防局員の口頭指示のもと心肺蘇生を実施。そのほか、AEDの準備や救急隊の搬送経路の確認及び誘導などを声をかけ合い協力して行った。倒れた従業員は救急車で搬送される前に意識を取り戻したという。
同ホテルは今年6月、同署の救命講習を受講しており、今回対応した6人のうち4人は受講者だった。
救命活動を手伝ったホテル総支配人の千田亘さん(55)は「なんとか助かってほしいと必死な気持ちでした」と振り返った。従業員の杉本佳菜子さん(37)は「講習を受講していたおかげです」と話した。
中消防署の黒岩大輔署長は「救命講習は大切な方を守ることにつながります。ぜひ続けて受講していただければ」と呼びかけた。
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