西前小学校6年1組(39人/小金丸大祐教諭)は11月2日、横浜市役所の2階で中古絵本の販売会を行った。当日は、全校に呼びかけて集めた中古の絵本約400冊を販売。79冊を売ることに成功し、売上全額をユニセフに募金した。
この取り組みは、神奈川県ユニセフ協会や横浜市と連携することで実現。市が主催し、市役所で開催される公民連携の発信の場「ヨコラボ2023」のプログラム内で同小の児童らが発表する機会が設けられていた。
思い出の絵本を
同小の6年1組はユニセフ協会を招いた出前授業で発展途上国で暮らす児童の実態や同協会が行う子どもたちへの支援活動を学んだことで、その子どもたちにできることを模索。幼稚園や小学校低学年の頃に保護者に読んでもらった絵本を集めて販売し、ユニセフに募金しようというアイデアが生まれ、プロジェクトがスタートした。
児童たちの呼びかけで集めた絵本は、1冊50円〜1000円で売られ、絵本を買った人には、手作りのゲームに参加できる児童ならではの発想も。販売が開始されるとすぐにベビーカーを引いた親子が何組も来場し、児童らの思い出がつまった絵本を1冊1冊手に取り、購入していった。
6年1組の児童は「私たちの集めた本を買ってくれて嬉しかった。そのお金で世界の子どもたちの助けにつながるとさらに嬉しい」と笑顔で話した。ユニセフ協会の関山万里子事務局長は「西前小学校の児童のみなさんのアイデアで世界の子どもたちを支援する活動ができ嬉しいです」と児童たちの姿に目を細めていた。
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