2021年12月から休館していた横浜市開港記念会館が保存改修工事を終え、4月1日から利用を再開した。
民間のノウハウ生かす
横浜三塔の1つ、「ジャックの塔」の名称で親しまれる同館。4月から市にかわり、(株)神奈川新聞社、学校法人神奈川大学、相鉄企業(株)の3団体で構成される共同事業体「ソーシャルアカデミックマネジメント」が指定管理者として運営を担う。
開港地横浜を象徴する歴史的建造物でありながら、中区の公会堂としての役割を持つ。会議室や講堂の貸し出し、2カ所にあるステンドグラスや資料コーナーの公開などで市民に長く親しまれてきた。各区にある公会堂の中で指定管理者制度を導入したのは最後だという。
古賀敬之館長=人物風土記で紹介=は「構成する団体の得意分野を生かし、イベントの企画や港など周辺施設との連携、歴史のある場所であることから、学びの場としての役割も果たしていきたい」と話した。
館の歴史や建築の特色を伝えるガイドボランティア「ジャックサポーターズ」も休館を経て戻ってきた。08年に始まったこの活動のメンバーは現在100人を超える。開館日の午前10時から午後4時まで来館者を案内し、魅力を発信している。
89年には重要文化財に
同館は横浜の開港50周年を記念して市民から寄付を募り建設、1917年に開館した。
関東大震災によるドームと内部の焼失や、米軍による接収を経て、接収が解除された翌年の59年に中区公会堂として開館。89年には大正期の代表的建築物として国の重要文化財に指定された。
休館中は屋根や外壁、内装の保存改修工事が行われた。関東大震災からの再建当時を復元するため、当時の材料や製法を用いたという。
78年の改修工事以降は手をつけていなかった地下のフロアも改修した。ギャラリー展示や講堂のリハーサル室としての利用などを検討している。
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