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中消防団 3団統合し新体制に 大規模災害への備え強化

社会

公開:2024年4月18日

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発足式であいさつする高橋団長(中央)
発足式であいさつする高橋団長(中央)

 横浜市中消防団の発足式が4月13日、横浜市役所のアトリウムで行われた。これまで伊勢佐木、加賀町、山手にあった3つの消防団が1日から統合。大規模災害発生時の指揮命令系統を一本化することで、不測の事態への体制を強化する。

 130年の歴史を持つ3団。2021年に、当時の3団長が「新生消防団への提言」を中消防署長に提出し、統合へ向けて動き出した。

 外国人や子育て中の女性団員も活動しやすい取り組みを促進してきた伊勢佐木、消防署と連携し、大規模災害を想定した訓練に力を入れてきた加賀町、分団をまたいだ活発な情報共有を行ってきた山手。地域密着型ではあったが、1消防署3消防団では情報共有が煩雑で、大規模災害時の対応に課題があった。そこで統合により、指揮命令系統が一本化。よりシンプルに連携が取れ、分かりやすい情報共有が可能になる。

 キャッチコピーは「消防団に誇りと責任を!」。高橋伸昌団長は「郷土愛護の精神を持って、今後も地域住民の生命・身体・財産を地域防災のリーダーとして守っていきたい」と力強く述べた。

 式典では団員のインタビューも行われた。「AEDの使い方など応急手当の方法も学んでいる。いざという時に人助けできるという自信になっている」と話していた。

 現在、中消防団には約430人の団員が所属している。その内、女性は100人ほどで年代は50・60代の団員が多いという。充足率は約90%。高橋団長は「訓練の様子など消防団の活動を知ってもらい、学生や若い団員の加入も促進していきたい」と今後の展望を話した。

小学生が描く未来の消防

 式典では、「未来の消防」をテーマに小学生を対象に募集した絵はがきコンクールの表彰も行われた。子どもたちは、ロボットやAI技術の活用、環境に配慮した消火活動で多くの人を救う様子を描いていた。

 最優秀賞には立野小学校4年生の河崎智代さんの作品が選ばれた。

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