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中区若葉町坪井食品 地域ブランド復活に奨励賞 かながわ産業Navi大賞 個性光る商品なども評価

経済

公開:2018年8月9日

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坪井社長が手にする「オリツルサイダー」
坪井社長が手にする「オリツルサイダー」

 県内中小企業の継続的なビジネスチャンス創出を目的とする第9回「かながわ産業Navi大賞」において、中区若葉町の坪井食品(坪井裕平社長)が奨励賞を受賞した。

 同社は1901年設立で120年近い歴史を持つ横浜の老舗企業。従業員は4人ながらも、こんにゃくの製造卸売販売を主に近年では自社ブランドである清涼飲料水「オリツルサイダー」を復活させたことでも知られる。

 今回の受賞では、このサイダーおよびラムネの製造・販売を半世紀ぶりに復活させたことを通して、地域ブランドを大切にし、横浜の老舗飲食店などで販売されている実績などが評価された。

100周年を契機に

 創業当初、同社は生麩の製造業者としてスタート。夏場の閑散期対策として1927年、オリツルラムネという商品名でラムネ製造を開始、翌年には「オリツルサイダー」を手がけた。戦後には進駐軍施設へサイダーやラムネなどの飲料や食料品を納めていた。そのラベルにデザインされていた赤い折鶴のマークが、エキゾチックとして進駐軍に評判となり土産品として好まれたという。

 飲料の多様化からサイダー製造を中止した同社だが、創業100周年の節目に復活。2006年には手動式ラムネ製造機による体験会を開催し話題に。また09年の開港150周年の節目に歴史のある地元飲料として注目があつまり、14年からは自社製造も復活させた。ラベルは発売当時のデザインにこだわった。また、元来の味わいを大切にするため、手間はかかるものの甘味には現在も砂糖を一部使用している。同社の岩田由貴子さんは「地元のサイダーを絶やしてはならない。その思いが強いです」と話す。

 同社は恵方巻きサイダーやハロウィーン関連のラムネなど独自性のある商品も展開している。

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