国際ロータリー第2590地区のガバナーに7月に就任した 長戸 はるみさん 川崎市在住
次世代につなげる活動を
○…奉仕団体、ロータリークラブ(RC)の横浜・川崎全52クラブが所属する第2590地区をまとめるガバナーにこのほど就任した。女性のガバナー就任は同地区で初めて。RCに入会して31年。「初めての経験ですが奉仕の精神を忘れず、1つひとつの活動に丁寧に向き合えれば」と柔らかな笑みで思いを語る。
○…川崎市中原区で生まれ育った。不動産管理業の長戸コーポレイション(株)の代表を務め始めたころ、知人から新しく立ち上げる川崎高津南RCへの入会を誘われた。「当時のRCは男性中心で、川崎地区で初めての女性会員ということで新鮮でした」と振り返る。仲間との地域での奉仕活動や数々の国際交流、クラブでの様々な役職などを経験して、2017年に横浜東RCへ移籍。「横浜東RCは約70年の歴史のあるクラブ。現在の女性会員は5名で、10名ほどまで会員を増やすことができれば」と思いを語る。
○…学生時代から箏に親しみ、箏曲生田流講師として母校の私立実践女子学園中学・高校でも講師を40年以上務める。その経験を活かして、RCの活動でアメリカで箏を披露したのは今でも「良い思い出」と語る。また、個人的な慈善活動として毎年川崎市内でチャリティーコンサートを開くなど、精力的に活動を続けている。
○…ガバナーとして第2590地区の今年度のテーマに「次世代につなごう!」を掲げる。ロータリーが長年続けるポリオ根絶の活動のほか、各クラブがより地域に根差した活動ができるよう複数年の目標設定を取り入れるほか、活動の多様性も重視。「各クラブで若手も増えてきている。ベテランと互いに継続と変化のバランスを取りながら活性化できるよう、皆で協力していきたい」
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