川崎区小田在住 田中ウメさんの個展 「米寿展」 約６００人が来場 アートガーデン川崎
田中さんの作品に見入る来場者
事故による両脚の切断や脳梗塞による視野狭窄など様々な困難を乗り越えた川崎区小田在住の田中ウメさんの通算５回目となる個展「米寿展」が今月６日までアートガーデンかわさきで開催された。
ギャラリーには６日間で約６００人が訪れ、飾られた作品の１つ１つをゆっくりと見て回っていた。中でも田中さんの代表作「お地蔵さん」の油絵には多くの人が足を止めて見入っていた。来場者からは「見ているとやさしい気持ちになれる」などの声が寄せられていた。その他にも、脳梗塞からのリハビリを兼ねて書いた「書」や「水墨画」なども多く展示され、来場者の多くが田中さんの作品に関心を寄せていた。
田中さんは「多くの方に来場してもらい、暖かい言葉をかけてもらって、すごくうれしかった。これからの生きる力になりました」と話した。
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