JAの2職員が表彰 振り込め詐欺防止
振り込め詐欺被害を未然に防止したとして、JAセレサ川崎農業協同組合の女性職員2人が4月27日、幸警察署から感謝状を受け取った。
表彰されたのは小向支店勤務の武永千恵子さんと、日吉支店勤務の蒲地ひとみさん。それぞれ高額の預金を引き出しに来店した70代の女性客に引き出し理由を聞きだし、不審な点に気付いたことから警察に通報した。
武永さんが対応した女性客は、息子を名乗る男から「次男の結婚式にお金が必要」との電話を受け、300万円を引き出しに訪れた。当日は年金の支給日。振り込め詐欺が増加する傾向にあり、支店としても特に注意を払っていた。数日前に来店した息子さん本人が結婚の話をしていなかったことから、不審に感じた武永さんらが詳しい確認を行った。
一方、蒲地さんが対応した女性客はお孫さんの上司を名乗る男から「(お孫さんが)バスの中に大事な書類が入ったカバンを落とした。1500万円を補てんしなければならないので500万円必要」との電話を受け、同店に駆け込んだ。蒲地さんはお孫さん本人とも面識があり、そのまじめな人柄を知っていた。また上司を名乗る男が「解約した」と話したお孫さんの携帯電話の呼び出し音が鳴ったことにも疑問を抱いた。
いずれの件も顧客の家族について把握するなど、職員の親身な姿勢が振り込め詐欺防止につながった。
幸区では昨年12月までの1年間で23件の振り込め詐欺が発生。今年は3件の被害が報告されている。
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4月26日
4月19日