人と人の絆が重要 防災シンポで登壇者
東日本大震災の発生からまもなく2年を迎える中、地域の防災力向上に必要な「地域の絆」を考えるシンポジウム「災害に強いまちづくりは、地域の絆から」(臨港中学校区地域教育会議主催)が川崎区田島町の渡田小学校で先月23日開かれた。
「被災地ボランティアの経験から感じたこと」と題した報告会には、田口清臨港中学校PTA会長と臨港中学校に通う生徒が登壇し、昨年12月に宮城県の被災地で行ったボランティア活動の経験を紹介した。田口さんは被災地のボランティア団体から聞いた話を取り上げ「ボランティアをしようと思っていても現地の人が受け入れてくれない」と、日ごろから人と人の強いつながりを持つことの大切さを訴えた。
社会学博士の牧岡英夫さんは講演の中で「災害直後でなく、その後の命をつなぐのは人とのつながり」と指摘。絆をつくるため顔を見知り、声を知り、名前を知り、居場所を知る人を増やすことの重要性を説いた。
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5月3日
4月26日