日本ベトナム友好協会川崎支部(宮原春夫支部長)が10年間にわたって行ってきたベトナム・ダナン市への自転車寄付が、6月8日(土)の寄贈で節目の1万台に到達する。
川崎港の友好港であるダナン市への寄付が始まったのは03年。年に2回、川崎で引き取り手のない放置自転車を解体・改修し、ダナンの子ども達に贈っている。現地では日本の自転車は国家公務員の月給に相当する高価なもの。同支部はこれまでに9018台の自転車を寄贈している。
当日の正午からは1万台寄贈を記念し式典が行われる。川崎市側から阿部孝夫市長、山田長満川崎商工会議所会頭、斎藤文夫川崎港振興協会会長ら、ダナン市側からはチョーン友好連盟議長、トゥエン友好連盟事務局長が出席する予定。
宮原支部長は「ベトナムはまだ自転車不足。事業は末永く続けていきたい。今後は経済や文化の交流にも力を入れていく」と話し、両市の関係のさらなる発展に尽力していく考えを示した。また、今後も年2回のペースで自転車寄付を続けていく方針だ。
同支部では現在、当日の作業を行うボランティア130人を募集している。川崎市役所前に午前8時に集合し、現地到着後、自転車の清掃、点検、手入れ、積み込みを行う。弁当、工具、空気入れ、軍手、ウエス、お茶、交通費(一律500円)は同支部が用意する。
要事前申し込み。参加希望者は同支部(【電話】044・246・6823)まで。
川崎区・幸区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|