各地域で消防・防災のリーダーとしての役割を担う「消防団」。その団員数は各地で不足しており、有事での人員不足が懸念されている。9月1日は関東大震災から90年の節目の日。この機会に意外と知られていない消防団の活動について、第一線で活躍する女性団員に話を聞いた。
――普段の活動は
管轄地域内の火災時には出動し、消防士とともに消火活動にあたります。女性団員は交通整理にあたることが多いですね。そのほかに定例会やポンプの手入れ、消防技術を競う「操法大会」に向けての練習、町内の防災訓練、お祭りの警備などで、月平均5〜6日は活動にあてています。
――やりがいは
活動内容は楽とは言えませんが、職種の違う人たちからたくさんの知識を得られるのは魅力です。家族のような存在の仲間と一緒に地域の役に立てることは、大きなやりがいです。
――今後の目標
子育てが終わり、やっと本格的な活動ができるようになりました。特に一昨年の震災以降、意識が変わりました。火災現場での警備だけではなく、テントの立て方や応急処置まで、有事に役立つ知識をさらに身に着けていきたいです。
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区内では「川崎消防団」と「臨港消防団」が活躍している。入団の条件は管轄区域内に在住または在勤で、18歳以上の人。入団希望等は川崎消防署(【電話】044・223・0119)、臨港署(【電話】044・299・0119)まで。
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