防災の大切さ知って 富士見中で避難所体験
富士見中で2月1日、「川崎区親子防災ピクニック」が行われ、同校の体育館で避難所体験を実施した。全3回構成で、基本を学んだ1月19日、危険な個所を点検しながら外を歩いた26日に続き、今回は3度目。NPO法人ママプラグが主催し、東日本大震災の被災者の体験談なども交えながら進められた。
当日は親子連れ約10組が参加し、校舎敷地内に設置されたマンホールトイレや仮設トイレ、備蓄倉庫を見学。倉庫内にはオムツや毛布、水、非常食などがあるが、最低限の数しか蓄えられていないとの説明を受けると、参加者達は「何もないと思ったほうがいいですね」と、自分達で備えることの大切さを実感した。
その後は体育館で、子ども達が防災グッズの名称を当てるゲームに挑戦。携帯トイレや防寒シート、充電器などから知っているものを実際に手に取り、答えていた。また、非常時にホイッスルが吹けるよう訓練してもらおうと、実際に吹いてから回答するルールにした。吹いたことがない子ども達は、なかなか鳴らないホイッスルと格闘していた。
同NPO副理事長の吉村幸恵さんは、「体育館の床は冷たいと感じることや、倉庫の備蓄の量を見るといった実際の体験でこそ、備えが大切だと実感できる」と話す。参加者は、「備蓄用品など、必要なものと無駄なものが頭の中で整理された。体験したことで、イメージが具体的になった」と話していた。
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5月3日
4月26日