プレ学校で入学準備 外国につながる子ら対象
小学校に入学する外国にルーツを持つ子どもたちのためのプレスクールが桜本の「学習サポート教室かわさき」で2月下旬から3月下旬の1カ月間、開かれた。
教室を開いたのは外国につながる中学生の学習サポート事業などで実績のある社会福祉法人青丘社。川崎区内の小学校には、外国につながる子どもたちが多いという。中には仕事で来日して日が浅く、日本語ができなかったり、保育園や幼稚園などでの集団生活の経験のないまま小学校に入学するケースがみられる。子どもたちは学校生活になじめない上、保護者にも連絡事項が正確に伝わらない事態となっていることから、入学前の学校の疑似体験の必要性が叫ばれていた。こうした状況を受け、青丘社では行政や学校関係者と連携を進めながらプレスクールを開いた。
期間中は週3日のプレスクールに加え、毎週土曜日には保護者向けの教室を開校し、フィリピンやペルーの子どもたちやその保護者が参加した。
大島3丁目の島パオラさんとあけみさんは「(プレスクールに通う前までは)学校になれるか不安だったが言葉が分かるようになってきた。友達もできた。学校に行くのが楽しみ」と目を輝かせた。
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5月3日
4月26日