川崎区内で自宅からお年寄りが所在不明になり、通報を受けて出動した警察犬が発見したケースが2日続けてあった。所管する川崎臨港警察署(岩滿優署長)は5月28日、出動した警察犬4頭を表彰した。
同署によると、5月24日、自宅から所在不明となった80歳の男性の届け出があり、その後同署からの出動依頼をハナ号(ジャーマンシェパード)とシロ号(ラブラドールレトリバー)が捜査に入った。枕カバーの匂いをもとにハナ号が約5分後に見つけ出した。
翌25日には82歳の男性が自宅から所在不明になり、同署からの要請を受けて出動したディール号とレオン号(いずれもジャーマンシシェパード)が帽子を頼りに捜査。約5分後に見つけ出した。
犬の嗅覚は人の3千から6千倍あるといわれ、所在不明の捜査で活躍している。近年同署管内では高齢者の所在不明が1日1件程度発生し、警察犬の出動もしているという。「家族からしてみると犬に助けてもらったという思いがあることなどから4頭を表彰した」と岩滿署長は話す。
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