県立川崎高校(小宮龍一校長)で先月30日、養蜂同好会が育てているセイヨウミツバチのはちみつ採りが行われた。
同校では2010年から養蜂を取り入れ、今年3月からセイヨウミツバチを育てている。現在、巣箱には約5万匹の蜜蜂がいる。
採蜜は防護服を着た生徒が巣箱から巣を取り出す作業でスタート。その後、蜜蝋と呼ばれる蜜の上にある蓋を蜜刀で削り、遠心分離器で撹拌して蜜を取り出した。花粉や巣の残骸を蜜濾器で取り除くと、約4リットルのはちみつができあがった。蜜源については現在調査を進めているという。
採れたはちみつは訪れた地域住民に配布されたほか、地域に還元していく予定だという。
市長も視察
福田紀彦市長も採蜜の視察に訪れて、はちみつが採れるまでの過程などについて顧問や生徒に質問したのち、蜜蝋を削り遠心分離機で蜜を取り出す体験をした。市長は「区内ではちみつが採れたことは感激。こちらにも花や緑がたくさんあることを蜜蜂が証明してくれた」と語った。
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