川崎警察署(鳴海達之署長)が先月24日、警察官を対象とした認知症の特徴と認知症患者への対応策を学ぶ「認知症サポーター養成講座」を実施した。
川崎区役所高齢・障害課、各地域包括支援センター(大島中島、京町、恒春園、しおん、藤崎)が講座を主催。日頃、徘徊時など認知症患者に接する機会が多い警察官に、適切な対応を身に着けてもらうことを目的とし、約80人の警察官が参加した。主催者は認知症についての講義を行ったほか、認知症の特徴と対応方法を寸劇で紹介した。「人に認知症であることを指摘されると感情的になる場合がある」といった特徴を挙げながら、「声を掛ける際は後ろからではなく前にまわってから」「相手のペースに合わせる」等の対応例を披露。参加した警察官は「相手の気持ちを理解した上で接することが大切だと感じた。大いに参考になった」と感想を話していたという。
警察署では日常的に「出かけてから帰ってこない」「物を盗られた」といった認知症患者に関する通報を受けることが多く、川崎警察署生活安全課の石原達也担当次長は「人の生命・身体に関わることもあり、早期発見、一時的に保護する立場にある警察が適切な対応を心がけねばならない」と話した。
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