川崎市は、子どもの権利について親子で理解を深めてもらおうと、「レイちゃんとまほうのすな」と題した絵本を発行した。
市は、2000年に「子どもの権利に関する条例」を制定。「ありのままでいる権利」「自分を守り守られる権利」等、7つの権利を定めている。これまで市は、少年や青年向けに講演などの啓発を実施していたが、親子向けの啓発も必要なことから今回初めて絵本を作成した。
作品は、レッサーパンダ、アナグマ、ウサギの動物キャラクターが登場。7つの権利を「七色のまほうのすな」と表現し、キャラクターの心情の変化に合わせて権利が紹介されている。最後には、絵本に登場した七つの権利についての説明が書き加えられている。
川崎市こども未来局の大田祈子さんは「虐待やネグレクトなど大人と子どもの関係が問題となる中で、子どもが自分の思いを伝える大切さや大人が子どもの意見を尊重するなどの権利の理解について絵本の読み聞かせを通して深めるきっかけとなったら」と話す。
600部を発行。保育園・幼稚園に配布。図書館や区役所、市のHP(www.city.kawasaki.jp/450/page/0000076387.html)などでも閲覧できる。
問い合わせは、市こども未来局子どもの権利担当(【電話】044・200・2344)。
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