「京急川崎駅前ビル」が4月27日に開業し、同日にオープニングセレモニーが行われた。原田一之京急電鉄株式会社社長、上田智義京急川崎駅駅長、福田紀彦市長、山田長満川崎商工会議所会頭、石田康博議長が出席してテープカットを行い、オープンを祝った。開店前の駅ビルの前には約300人が列をなし、オープンの時を待ちわびる姿が見られた。
同施設は、京急川崎駅に直結した12階建ての複合型ビル。商業施設「ウィング川崎」と宿泊施設「京急EXイン 京急川崎駅前」を一体的に展開し、駐輪場と認可保育園も設けた。
「ウィング川崎」は、京急沿線を中心に展開するショッピングセンター「京急ショッピングプラザ・ウィング」ブランドの5館目として展開。「毎日のお気に入りプレイス〜駅で楽しむ・駅から始まる・素敵な毎日〜」をコンセプトに、1階から4階まで食物販、雑貨、カフェ・レストラン等26店舗が並ぶ。
駅直結が特徴の「京急EXイン」は、シングルルーム173室、ユニバーサルツインルーム2室を備えたビジネスホテル。3階にロビー、4階から12階に客室を設けた。
駅ビル建設にあたっては、京急電鉄と川崎市がまちづくり協定を結び、開放的で明るい空間作りに努めたという。原田社長は「京急川崎駅から羽田へのアクセスも良く、今や国際都市とも言える川崎の玄関口に新たなランドマークとなるビルを開業することができた」とあいさつ。福田市長は「買い物ができて、泊まってもよし、アクセスもよしと、三方よしの施設になるだろう」と期待を寄せた。
同社によると、初年度の年間売り上げ目標額は25億円から30億円。担当者は「駅直結のため『通勤途中に立ち寄れて便利』という声があり、施設内から電車を間近に見ることができるロケーションの良さも気に入っていただけているようだ」と話した。
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