追分町内会と同子供会が先月5日、大島第5公園(通称ビー玉公園)で開いた子どもフェスタのイベントの中で1998年に埋めたタイムカプセルを掘り起こした。
タイムカプセルを埋める取り組みをまとめた島田潤二町内会長によると、町内の子ども会がこれからも盛り上がっていくことに願いを込めたという。「最近子ども会の加入状況が滞っているため、このイベントを企画し、子どもたちの興味をひく目的があった」ことから18年目の掘り起しを決めた。
カプセルは当時企画に携わった10人の手で堀り起こされた。マンホール2つ分の大きさのカプセルは、コンクリートで固められ、表面には「1998年6月14日PM1:30(雨)」と書かれていた。「掘り出すときは、タイムカプセルが見つからず3か所も掘ってしまった。見つかってよかった」と同会長。中には、町内会の野球部の写真や子どもたちの将来の夢が書かれた作文、日記が入っていた。島田さん自身も輸入物のワインを入れており「ラベルの文字はかすれていたが、中身は傷みなく保存状態がよかったのでもう飲んでしまった」と満足げに話した。
カプセルの中の物は、町内会館に展示し、整理している状況で、終わり次第持ち主へ返却される予定となっている。「18年前の子どもたちの様子や時代の流れがわかる作品が傷みなく残されているので、ぜひ見に来てほしい」と同会長。今後は、今の子どもたちの思い出をタイムカプセルに保存する計画がある。
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