長十郎まつり実行委員会(石渡孝明委員長)は8月29日、若宮八幡宮で川崎区発祥の「長十郎梨」の収穫を祝い、奉納式を行った。納められた梨は多摩区にある大田隆行さんの「嘉乃園」で収穫された「長十郎梨」10個。同梨は、他の品種よりも歯ごたえがあるのが特徴だという。
同梨は昭和に入ってから工業化や品種改良の波を受け、川崎区から姿を消した。同委員会は2005年に長十郎梨の復活を願い、苗を多摩区から若宮八幡宮まで大八車で運ぶ催しを成功させて以降、毎年秋に奉納式を行っている。中村博行宮司は「収穫できるだけでもありがたい」と喜んだ。
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